ミニマリストという人(言葉)をちゃんと認識したのは、2021年の夏でした。
ある日友達の家に遊びに行った時のこと。今まで何度か行ったことのある部屋でしたが、様子がまるっきり変わっていました。
ベッド、テレビ、机、その他雑多に置かれていた物が姿を消して、隅にポツンと収納ケースが置かれているだけでした。
物を持たずお金を使わない人
以前からミニマリストについての話はその友達から聞いた事はあったのですが、興味がなく、「物を持たずお金を使わない人」というイメージで、当時は、極端でケチ臭いという勝手な印象を持っていました。
そして、実際にミニマリストとなった友達の家に行き、何もない部屋に入ると、ますます、
「これはやり過ぎやろ…」
と内心思っていました。
ミニマリストとgoogleで検索すると、「病気」「悲惨」と関連ワードに出てくるあたり、色々なマイナスイメージを持っている人が少なからずいるということがわかります。
それにしても、隅に置かれた収納ケース。
「これこそいらんやろ!笑」とツッコミを入れた自分が甘かった。
「これはジモティで今から引き取ってもらうねん」
なるほど…
あぁミニマリストよ。
あなたはツッコミも切り捨ててしまうのですね…
あぁミニマリストよ…
時間になるとその収納ケースを持って、引き渡し場所のコンビニへ行ってしまった友達。
その間、1人ポツンとフローリングに座って待っていました。とにかく無な空間。何も無いって素晴らしい!という気持ちには、なれなかった。
ミニマリスト、見せられて、魅せられて。
それから戻ってきた友達と一緒にミニマリストのYouTubeを見て(というか見せられて…)、本屋に行ってはミニマリストの本をパラパラとめくり、んー何というかまだ受け入れられないというか…
と、一冊の本をパラパラとしていたら何かオシャレな雰囲気の青年を発見。横から、「その人も有名やで」と友達が教えてくれました。しぶさんというミニマリストでした。
自分の中で引っ掛かっていたことが、ここで明確になった気がしました。
物がある程度少ない生活はなんとなく心地よさそうな気がしていましたが、ミニマリストになるとみすぼらしいというか、格好がダサくなっていくんじゃないかなということが引っ掛かっていたのです。
あのスティーブ・ジョブズもミニマリストだったことで有名ですが、正直、あまりおしゃれと感じたことがないような笑。毎日あの服装かーと思って、ないない!と思っていた気がします。天国のスティーブジョブズごめんなさい。
しかし、このしぶという人は、服装も小綺麗にしている感じで、何となくこれまで抱いていたミニマリストのイメージが壊れていくような、そんな気がしたのです。
それから数日後、図書館で借りた本が僕の生活を変えました。

次回のブログへ続く…